街道歩きできるかな

50代、体力が衰える前に五街道歩きにチャレンジ

日光街道③草加宿~

2024年9月16日(月)

10:43

草加駅。9月に2回ある3連休のうち最初の連休の最終日(敬老の日)です。朝起きて天気予報を見ると埼玉の雨の予報が少なくなっていました。これは歩くのに良いのでは?と食後のコーヒーを飲みながら迷った挙句、草加駅までやってきました。

暑くなったり雨になった時は中止するつもりで歩き出します。

 

10:48

駅前から日光街道の交差点まで戻ってきました。さあ出発です!

 

10:49

八幡神社。市指定有形文化財の雌雄一対の獅子頭があるそうです。

 

 

10:52

藤城家住宅店舗・内蔵・外蔵。国登録有形文化財です。昭和初期の商家造りで「外蔵」は明治初期建造ということです。

 

 

10:53

三町目橋跡。詳しくはわかりませんでしたが、ここに川が流れていたのでしょうか。ガイドブックのよると板橋であったそうです。

 

10:57

大川本陣跡。清水本陣跡。草加宿の本陣は宝暦4年(1754年)まで大川家が勤め、その後は清水家が引き継いだそうです。

 

 

10:59

おせん茶屋公園。草加せんべいの伝説の創始者である「おせんさん」から名前をとった公園です。

 

 

 

11:02

東福寺(1606年創建)。真言宗智山派のお寺で、草加宿を開宿した大川図書が創建したそうです。お墓もあります。

 

11:06

久野家住宅店舗。国登録有形文化財です。江戸時代末の建築で関東大震災にも耐えた建物ということです。すごいですね。

 

 

11:07

神明神社。与左衛門新田の名主吉十郎の祖先が、1615年に宅地内に屋敷神として創建したものが1713年にここに移され、草加宿の総鎮守となったそうです。明治42年に草加神社に合祀されました。

 

11:08

河合曽良像。曽良は芭蕉のお弟子さんで、この先(曽良が見ている方)にある松尾芭蕉像とは建てられた年は違いますが一対となる像ということです。

 

曽良像のある場所と道路の反対側はおせん公園という小さな公園になっており、反対側には「草加せんべい発祥の地」碑があります。

 

11:12

六丁目橋で伝右川を渡ります。

 

11:12

橋を渡ると旧日光街道は綾瀬川沿いの遊歩道に続いていきます。その手前に松尾芭蕉像があります。

 

高浜虚子句碑。「順礼や草加あたりを帰る雁」と書いてあります。

利根川百景の碑。

 

11:14

遊歩道に入っていくと、日本の道百選碑があります。

 

 

11:15

矢立橋。草加松原遊歩道の歩道橋はこのような太鼓橋になっているようです。いい雰囲気ですね。橋の右側を行けば横断歩道でも道路を渡れるのですが、せっかくですので橋を行きます。

 

下りの景色です。隣は綾瀬川です。

 

とても気分よく歩ける道です。写真には撮らないようにしましたが、お散歩されている方やジョギングされている方もいました。

 

11:22

ハープ橋。橋の中央からの眺めが良いそうなのですが、知らなかったので見に行きませんでした。残念。

走る人のためでしょうか。距離がわかるようになっています。

 

11:24

名勝碑。「おくのほそ道の風景地草加松原」ドナルド・キーンの揮毫です。

 

 

11:27

百代橋の手前に「月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり」の碑とドナルド・キーン記念植樹があります。

 

歩道橋代わりの百代橋を渡ります。

 

橋を下りて遊歩道はまだまだ続きます。草加松原遊歩道は1.5キロあるそうです。

上の写真左側トイレの先に松尾芭蕉文学碑があります。

 

 

11:33

水原秋桜子句碑。「草紅葉 草加煎餅を干しにけり」。

趣のある中曽根橋の横を過ぎます。さあ、どんどん進みましょう。

 

 

11:36

草加松原遊歩道の北の端までやってきました。微妙にリアルな亀さん像があります。北端にある水環のオブジェは人と自然が共生して治水に取り組む姿を現しているそうです。

 

 

11:40

遊歩道の先は普通の道路に戻ります。外環の高架下トンネルをくぐると出口に芭蕉と曽良を描いた壁画があります。草加宿にたどり着いたところが描かれています。

 

 

11:46

金明愛宕神社。

 

11:48

蒲生大橋で綾瀬川を渡ります。

 

 

 

11:50

蒲生の一里塚。日本橋から五里(3.93km×5=19.65km)です。蒲生大橋を渡った先にあります。日光街道は東海道とは違って一里塚跡が明確には残ってないのですが、ここはわかりやすく残っていて嬉しいですね。綾瀬川と水路の間の道を進みます。

 

 

11:58

不動明王道標(1728年建立)台座に「是より大さがミ道」とあり、これは大聖寺(大相模不動)への道標でもあります。隣は笠付青面金剛像庚申塔です。

 

12:00

きょうだいさま。中はよく見なかったのですが、鳥のようなかっぱのような不思議な石塔がたっているようです。1757年に行われた街道の大改修を記念して建てられたそうです。「砂利道供養」として旅の安全を願い、わらじを供えてお祈りしたということです。

 

12:02

清蔵院(1534年創建)。山門の龍の彫刻は左甚五郎作と伝えられており、夜な夜な山門を抜け出して畑を荒らしたため金網で囲われているということです。

 

 

12:26

新越谷駅入口交差点。午後は予定があるので、今回の街道歩きはここまでとします。武蔵野線高架の手前で左に入り、南越谷駅から帰宅することにします。

 

駅前のお蕎麦屋(いろり庵きらく)さんで冷しきつねそばをいただき、12:55の電車で帰宅しました。

 

天気が曇りだったおかげで8月に歩いた時よりは汗の量も少なく、着替えはせずに済みました。