街道歩きできるかな

50代、体力が衰える前に五街道歩きにチャレンジ

東海道⑦小田原~箱根~三島(その1)

2023年11月22日(水)

9:25

いよいよ箱根の峠越えです。前回の小田原箱根口交差点から出発します。初の2日続けての東海道歩きは、芦ノ湖で1泊して翌日は三島まで抜ける予定です。今日明日ともにお天気は良好、むしろ暑くなるらしいです。いつもより多い荷物を背負っていざ!


9:35

板橋見附跡。小田原宿の京(西)口です。小田原宿を出ます。

 

9:47

宗福院地蔵堂。ご本尊は弘法大師の御作「延命子育地蔵大菩薩」だそうです。後で調べたところ一本造りの大黒尊天が写真向かって右側の木の向こうにいらっしゃったのですが、近くまで行かなかったので気づきませんでした。残念。

 

9:52

小田原用水取入口。碑と水神様が祀られています。小田原城下十七町の浄水であったそうです。

 

 

10:14

風祭の一里塚。日本橋から二十一里(4km×21=84km)です。地蔵尊坐像と石祠道祖神が祀られています。

 

 

10:23

紹太寺の入口。黄檗宗の寺院で小田原藩主となった稲葉家の菩提寺です。境内に有名な枝垂桜があるそうです。

 

10:28

入生田踏切を渡ります。

 

10:31

駒ノ爪橋跡。ここにあった石橋に源頼朝の馬がつけた蹄跡があり、旅人が馬の健脚にあやかって祈願したそうです。

 

10:32

日本初の有料道路。明治八年に小田原の湯本から板橋まで全長4.1km幅員平均5mの有料道路が開通しました。

 

10:42

山崎の古戦場碑。山崎の戦いといっても明智光秀と豊臣秀吉ではなく、幕末の旧幕府軍と新政府との戦いの場所です。

古戦場碑と三枚橋までの間の歩道に、大名行列が描かれていました。


10:50

三枚橋を渡ります。

 

 

11:00

白山神社。温泉の守護神と崇められていました。境内にご神水があります。

 

 

11:17

湯本茶屋の一里塚。日本橋から二十二里(4km×22=88km)です。

 

11:20

箱根旧街道(石畳)入口。

 

 

11:23

さるはしを渡ります。

 

 

11:30

石畳から県道に合流した後は車道歩きです。記念橋(写真撮り忘れ)、駒沢橋、観音橋を渡り、その先に観音坂碑があります。

 

 

 

11:40

道路から見える山並みは青い空と紅葉が美しいです。

 

11:44

葛原坂。


11:55

初花の瀑碑。向かいの山腹に滝が小さく見えるらしいのですが、木々に覆われてほとんど見えませんでした。Mちゃんが「キラっと光っているのが見えるかも」と言うあたりをズームで撮ってみました。碑の文字も影でよく見えませんね、すみません(笑)。

 

 

12:02

須雲川。

 

 

12:04

駒形神社。鳥居まで数段、さらに写真に見えている階段を上がる気力はありませんでした(苦笑)。

 

12:07

鎖雲寺。歌舞伎「箱根霊験記躄の仇討」の勝五郎と初花の比翼塚があります。

 

12:10

バイオトイレ。鎖雲寺から少し歩いた左側にきれいなバイオトイレがありました。コンビニ等の無い所なので助かります。

 

12:13

バイオトイレの先で須雲川橋を渡ります。渡った先の右側に「弘法のイボ取り水」なるものがあるそうなのですが、見つけられませんでした。


12:20

女転し坂。馬に乗った婦人がこの辺りで落馬して亡くなったことから「おんなころしざか」と呼ばれるようになったそうです。それほど急な坂だったということでしょう。ガイドブックによると、坂は関東大震災で崩壊したそうです。

 

12:25

割石坂碑。曽我五郎が巨石を真っ二つに斬り割った所ということです。

 

12:35

接待茶屋跡。「跡」なので接待してくれる茶屋は無いのですが、お腹がすいたので持ってきた焼きおにぎりを食べながら、しばし休憩しました。

 

 

13:00

須雲川自然探勝歩道を出て県道を少し歩くと、再び旧街道に入ります。

 

石畳が続きます。

 

 

13:12

茶屋本陣跡。

寄木細工のお店の壁に東海道五十三次が描かれていました。まだまだ先は長いです。

畑宿についての説明です。

 

13:18

畑宿の一里塚。日本橋から二十三里(4km×23=92km)です。テレビ番組で旧道が紹介される時によく見る場所です。

 

13:22

空中東海道。国道一号線を跨ぎます。国道上の歩道橋にも石畳が続いていました。

 

 

13:27

西海小坂碑。下に「登り二町ばかり」と刻んであります。

 

13:35

箱根七曲り。県道を行きます。

 

13:40

橿木坂碑。下に「登り五町ばかり」と刻んであります。

 

 

13:43

ここからかなり急な階段歩きになります。

上ってきたところを振り返ってみました。

ここで左に行きます。

 

旧道はまだまだ続きます。

 

 

 

14:02

猿滑坂碑。下に「登り一町余り」と刻んであります。猿でも簡単には登れない難所ということです。

 

14:11

追込坂碑。下に「登り二町半余り」刻みあり。甘酒茶屋までのゆるい坂の名前です。

 

 

14:17

甘酒茶屋。やっと到着しました。甘酒と力餅が名物だそうです。目の前にバス停があり、バスで来るお客さんも多いようです。靴を脱いでお座敷の囲炉裏のそばで休憩しました。Mちゃんは甘酒を、私はしそジュースとうぐいす餅をいただきました。どちらもとても美味しかったです。

 

 

15:00

史跡箱根旧街道碑。

熊出没注意の張り紙がありました。今年は各地で熊の被害が出ています。箱根でも目撃情報があるのは知っていたのですが、改めて張り紙を見ると怖くなりますね。低山登山用のリュックを持ってきたので熊鈴が入っていたはずなのですが見つからなくて、Mちゃんとできるだけおしゃべりしながら行くことにしました。

 

15:14

箱根馬子唄碑。有名な歌い出し「箱根八里は馬でも越すがこすに越されぬ大井川」が書かれています。

隣に二子山の説明がありました。

 

15:24

権現坂碑。箱根権現にちなみ、箱根外輪山から芦ノ湖へ下る石畳です。

 

15:30

ケンペル・バーニー碑。左側がバーニーさんが建てた碑で、ケンペルさんの「日本誌」から引用した文が載っています。箱根の自然を後世に伝えよう!という碑だそうです。右側がケンペルさんとバーニーさんのレリーフです。

 

 

15:39

ホテルむさしや。東海道からちょっとそれて、本日の宿泊先となるホテルむさしやさんへ到着しました。明治元年創業の老舗のホテルですが来年(2024年)1月末で閉店されるということです。

 

建物は古いですが、綺麗にお掃除されており接客も気持ちよく、もう泊まれないのは残念です。

部屋から芦ノ湖の眺めが美しかったです。

 

17:34

中華料理山居自在。ホテルは素泊まりだったので、外で夕食のお店を探しました。ホテル周辺の食堂は早い時間に閉まってしまうお店が多く、以前行ったことのあるラ・テラッツァ芦ノ湖さんへ行ってみると食事は17時からというので、コンビニで夜食やビール、明日の朝食などを買い込んで一旦ホテルに戻りました。17時過ぎに再度訪れる本日満席とのこと(さっき教えてくれ)。なんとかこちらの中華やさんで夕飯にありつけました。他では食べたことのない味付けのものもあり美味しかったです。

ご主人は日本語ができるのですが、スタッフの女性の方はわからないらしく注文の意思疎通が難しかったのですが、それがまた楽しかったです。お客は私たちの他に女性二人組とカップルが一組。カップルは外国の方で英語でたまに喧嘩しているようでした。こちらは女性の方が日本語ができるので、たまに日本語で「こいつマジでむかつく」と男性にわからないように笑顔でつぶやいているのが可笑しかったです。

 

20:27

ゆっくり温泉を楽しんでから、部屋で再度晩酌といきました。コンビニで買ったこのビール、かなり美味しかったです。また飲みたい。

明日は予定通り三島まで行けるかな。おやすみなさい。